8月2日

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こんにちは、ナガサキ・ユース代表団11期の有吉葉奈子🌷です。8月2日のブログを担当いたします!

8月2日水曜日、私たちはまず、10時から始まるNGOセッションに参加しました。セッションでは、被ばく者の家島昌志さんや、鈴木長崎市長のスピーチを聞きしました。鈴木市長の最後の言葉「Make Nagasaki the last war time atomic bombing site」が印象に残っています。国連の会議は想像以上に淡々と進み、もの申したくなるような内容が聞こえてくることも多々ある中で、鈴木市長のこの強いメッセージは、声量も相まって、一味違うものでした。

しかし、NGOセッションの際に参加している国がかなり減っていたことは非常に残念でした。私たちの声を聞こうとしない、興味を示さない人をどのように巻き込み、どのような方法で発信することができるのか、改めて大きな壁にぶつかりました。

また、日本政府の方針では、核兵器が使われない世界を訴えてくれています。しかし、核兵器を持たない、核共有しない、これらのことは公言してくれません。「広島ビジョン」に賛同すると言います。核を使わない、ということだけではこれまでと何も変わらないと思います。核を使わなくても、使う気がなくても、核を持っていては、核共有しては、事故でどこかの誰かを傷つけてしまうかもしれない、国民はさらに核の脅威にさらにさらされることになる、核戦争に巻き込まれるかもしれない、そのようなリスクについては考えてくれないのでしょうか。

11時からは在ウィーン国際機関日本政府代表部の引原大使、今西公使とお話させていただきました。お二人とも私たち若者が今まで感じてきた様々な疑問一つ一つにお答えしてくださいました。核兵器に関する国際情勢や、長崎・広島、そして私たち日本の若者とのつながりについて議論しました。

お昼には、朝から自分たちで作ったサンドイッチを近くのカフェのテラスで食べました。今日は久しぶりに天気が晴れたので、暑かったですが心地よかったです。昼食後は在ウィーンスーダン大使にお会いしました。議場がある街とは異なる雰囲気の、石畳のヨーロッパらしい街でした。大使はとても気さくな方で、飲み物やチョコレートなどをくださいました。おいしくいただきました。私たちはこれまで核兵器に関することを中心的に学習してきたこともあり、スーダンの情勢の理解は難しかったですが、これを機にもっと視野を広げていこうと思います。

夕方17時半からは、ジュネーブ軍縮代表部の小笠原大使にお話を伺いました。時間が短く、自分たちの考えを伝えることができなかったことが非常に悔やまれますが、今の日本の立場、理由、言い訳、表向きの言葉、、、を聞き、自分の今までの活動は無駄だったのか、これからもこのように言い返されては何も手打ちができないのか、私たちの真の声を届けるためには何をしたら良いのか、悔しく、絶望や不安、迷い、様々な負の感情を抱きました。

今日は、世界における自分の国の立場を改めて知り、私のこれまで、そして今後の活動を見直す機会になりました。また、今日は姉の誕生日でした。直接お祝いできませんでしたが、、、お姉ちゃん、お誕生日おめでとう(笑)

担当:有吉

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